世界大百科事典(旧版)内の蘭叔玄秀の言及
【酒茶論】より
…日本では同名の作品が2編ある。一つは岐阜乙津寺の禅僧蘭叔玄秀(らんしゆくげんしゆう)が1576年(天正4)にした《酒茶論》で,漢文体2000字あまりの作品。第2は作者不明の仮名草子《酒茶論》1巻(17世紀前期成立)である。…
【茶酒論】より
…短編ながら,日本の文芸にも少なからぬ影響を及ぼした。その一つ,《酒茶論》は,妙心寺53世蘭叔玄秀の作。花間に筵を開いて酒を飲む忘憂君(ぼうゆうくん)と,松辺に茶を喫する滌煩子(じようはんし)とが,交互にその徳を述べ論じ合い,勝負なしでめでたく納まるという内容。…
※「蘭叔玄秀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」