虎倀(読み)こちょう

世界大百科事典(旧版)内の虎倀の言及

【トラ(虎)】より

…例えば,中島敦の《山月記》の物語のように,人が突然に発狂して山中に入り,化してトラとなったという話は古くからあり,とくに西南の異民族間にこの伝承が多く,トラを勇猛無類のものとしてこれに変身することを願ったものか。またトラに食われた人の霊魂はトラの配下となって使役される,これを〈倀鬼(ちようき)〉または〈虎倀〉と称した。また異類婚姻譚の一種として日本では聞かれない〈虎女房〉型の昔話もある。…

※「虎倀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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