世界大百科事典(旧版)内の蝦夷地開発論の言及
【海防論】より
…この状況が変わる重大な画期はアヘン戦争である。
[開国論と鎖国論]
海防論はロシアの南下を阻止するための蝦夷地開発論として始まる。その最初とされる工藤平助の《赤蝦夷風説考》(1783稿)は,蝦夷地開発とともに,ロシアと交易を開き,同地での密貿易を禁ずると同時に,ロシアの事情をつまびらかにすることを説いているが,まだ防備にはふれていない。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」