血兄弟(読み)ちきょうだい

世界大百科事典(旧版)内の血兄弟の言及

【血】より

…ヨーロッパ中世の聖杯伝説においては,聖杯はかつてキリストの血が入っていたために神聖であると考えられていた。同盟関係を結ぶ方法の一つとして広く行われているのは,いわゆる血兄弟関係をつくることであって,東アフリカのヘヘ族では,2人の男がそれぞれ手に傷をつけて血を出し,相手がそれを飲むことによって行われる。このような血兄弟はヨーロッパ古代にも行われていた。…

※「血兄弟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」