世界大百科事典(旧版)内の血清反応の言及
【抗原抗体反応】より
…生体または試験管内で起こる抗原と抗体の特異的な反応,およびそれによって起こる各種の現象の総称で,血清(学的),免疫(学的)反応ともいわれ,多数の形式のものがある。この抗原抗体反応のうち,生体に病的な影響を与えるものがアレルギーである。 試験管内の抗原抗体反応は操作が簡易で,感度も高いので,生体内のこの反応で起こった各種の免疫現象やアレルギーによる障害の機序を調べるモデルとして研究面に用いられるのみならず,血液型の判定,感染した微生物の種類や型の決定,疾患の際血中に現れる特定の物質や抗体の検出,定量等の血清学的検査を介して臨床医学その他の分野への応用も広い。…
※「血清反応」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」