世界大百科事典(旧版)内の血縁主義の言及
【親子】より
…しかも,親子関係は家族構成員間の関係であるために,独立,平等といっても相互に権利・義務の対抗関係に立つのではなく,親の子に対する一方的な義務を中心にする。(2)親子関係は生物学的な血縁関係を基礎にすることから,現代親子法も原則としてこの血縁主義の原理によっているし,また,学説,判例により血縁主義を貫徹させようとする解釈がなされている。たとえば,婚外子について,以前は,認知は意思表示であって,するしないは父親の自由であり,認知すれば,その効果として親子関係が形成されると解されていた。…
※「血縁主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」