衆中契約(読み)しゅうちゅうけいやく

世界大百科事典(旧版)内の衆中契約の言及

【高野山】より

…そして特定の檀越(だんおつ)との信仰上の結びつきにより,いわゆる師檀関係から宿坊関係へと発展し,さらに中世末期の荘園の崩壊期には,荘園による収入に代わるものとして,諸国の守護大名や戦国大名との間の宿坊契約がより強固となり,大師信仰の普及と高野山の発展を支えた。高野山の教団を構成する中核は学侶であるが,教団の運営は集会評定による多数決制がとられ,各種の集議機関によって定められたことがらは〈衆中契約〉,つまり教団の憲法として尊重された。学侶には各種の階層があるが,その昇進は教団に正式加入(交衆(きようしゆう))したときからの年数(﨟次(ろうじ))により順次に上り,貴族などの子弟が途中から加入して上位を占めることは許されず,この秩序を乱すものは教団から追放された。…

※「衆中契約」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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