世界大百科事典(旧版)内の衛恒の言及
【書】より
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[三国~南北朝時代]
三国から西晋の末年にかけて,すなわち3世紀になると,文学や書画が政教の規範から解放され,芸術として独立した価値を認められるようになる。書では漢末の張芝に続いて鍾繇,皇象,索靖などすぐれた書人が相次いで登場し,また衛恒(?‐291)の《四体書勢》など,書を論じた文章も書かれるようになった。これらは,書における個性の尊重,芸術的意識の高まりを示すものである。…
※「衛恒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」