世界大百科事典(旧版)内の衝突電離作用の言及
【放電】より
…蛍光灯をはじめとする電灯は白熱電球を除いて放電の光を利用している。これらの放電のおもな原因は電子が強い電界で加速されて分子に衝突し,電子を放出させる衝突電離作用である。空気の絶縁破壊は,実験すると平等電界ではおよそ1cm当り30kV,不平等電界ではおよそ1cm当り5kVであるが,雷放電では雷雲の電位を1億V(地上からの測定による推定値),雲までの高さを1kmとすると1cm当り1kVで,ずっと低い電界で放電していることになる。…
※「衝突電離作用」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」