世界大百科事典(旧版)内の衡平社の言及
【部落解放運動】より
…やがて,部落差別が政治・経済・社会的諸関係に根ざすことに注目するようになり,階級的な観点から政治・経済闘争を展開し,労働者・農民の運動と結合する方向へと進んだ。また植民地朝鮮の衡平社の運動(衡平運動)との連帯もはかられた。しかし,全国水平社の階級闘争への進出は,おりからの社会主義運動をめぐるアナ・ボル論争の影響も加わって,反対の意見も強く,その一部は1927年(昭和2),〈純水平運動〉を標榜して別に日本水平社を結成した。…
※「衡平社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」