世界大百科事典(旧版)内の表在性リンパ管炎の言及
【リンパ管炎】より
…毛細リンパ管炎は,起炎菌侵入部周囲が瀰漫(びまん)性に発赤腫張するもので,多くは自然治癒するが,リンパ幹管炎へ移行するものもある。リンパ幹管炎には,皮膚および皮下のリンパ管が侵される表在性リンパ管炎と,深部のリンパ管が侵される深在性リンパ管炎とがあり,前者は臨床的に診断が容易であるが,後者は静脈炎と誤られやすい。表在性リンパ管炎はおもに四肢に起こり,感染創からリンパ管に沿って発赤した線条が認められ,灼熱感,腫張,疼痛または搔痒(そうよう)感を伴う。…
※「表在性リンパ管炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」