表深管(読み)ひょうしんかん

世界大百科事典(旧版)内の表深管の言及

【航海計器】より

…さらに精度を向上させるため,水圧によって測る方式が考案された。これは,一方をふさいだガラス管の内面に紅色の重クロム酸銀を塗布したもの(ケミカルチューブ,または表深管と呼ぶ)を海底まで沈めると,水圧によってガラス管内部には水深に応じた高さまで海水が浸入し,重クロム酸銀が白色の塩化銀に変化することを利用したもので,これを船上に引き上げて変色した部分の長さを標深尺で測り水深を求める。これらの方法にかわって,現在もっとも広く用いられているのは音波を利用する方法で,音波を海底に向けて発信し,戻ってくるまでの時間を計測して水深を求めるものである。…

※「表深管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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