世界大百科事典(旧版)内の被包脱落膜の言及
【妊娠】より
… 受精卵が着床すると,子宮内膜はさらに肥大増殖して脱落膜deciduaとなる。卵の着床した基底部の脱落膜を基底脱落膜または床脱落膜といい,受精卵の進入口すなわち卵の表面に形成される内膜を被包脱落膜,卵に直接関係のない残りの脱落膜を壁側脱落膜という。(4)胎盤と卵膜の形成 着床直後から受精卵の栄養胚葉は急速に増殖し,あたかも草木の毛根のように,その表面に合胞体栄養膜細胞と栄養膜細胞からなる絨毛(じゆうもう)突起を形成する。…
※「被包脱落膜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」