世界大百科事典(旧版)内の裁判医学の言及
【法医学】より
…このため,西洋よりもはるか早期に開花したにもかかわらず,科学としての法医学にまで実を結ぶことができず,後年ヨーロッパ医学に簡単にその座をゆずることとなった。 日本における近代法医学は,1875年解剖学教師デーニツWilhelm Doenitz(1838‐1912)が警視庁裁判医学校において公法医学あるいは裁判医学として講義したのが始まりである。82年には,日本人による最初の法医学書が《裁判医学提綱前編》として,片山国嘉らによって刊行された。…
※「裁判医学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」