複胃(読み)ふくい

世界大百科事典(旧版)内の複胃の言及

【胃】より

…哺乳類の胃はU字形胃の噴門側が発達して前胃を形成し,単一の後胃の胃底部および幽門部はそれぞれ腺胃と筋胃に相当する。哺乳類で前胃と後胃の区別が明らかな場合はこれを複胃とよび,明らかでない場合は単胃とよぶ。前胃は反芻(はんすう)類のような進歩した草食性哺乳類では採食したセルロースの微生物発酵槽(反芻胃)となる。…

※「複胃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android