褐色脂肪細胞(読み)カッショクシボウサイボウ

世界大百科事典(旧版)内の褐色脂肪細胞の言及

【肥満】より

…これは,視床下部にある満腹中枢(腹内側核)破壊によって作成する実験肥満モデル,つまり視床下部性肥満動物では,インシュリン分泌の過剰が肥満の原因であることから導き出された。(3)褐色脂肪細胞障害説 脂肪細胞には脂肪の蓄積に働く白色脂肪細胞と,熱をつくり体温調節に働く褐色脂肪細胞がある。ある種の遺伝性の肥満動物では,褐色脂肪細胞が少ないため熱の産生が少なく,そのため熱として失われないエネルギーが脂肪の形で貯蔵されることが肥満の原因と考えられていることから導き出された。…

※「褐色脂肪細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む