…これは,視床下部にある満腹中枢(腹内側核)破壊によって作成する実験肥満モデル,つまり視床下部性肥満動物では,インシュリン分泌の過剰が肥満の原因であることから導き出された。(3)褐色脂肪細胞障害説 脂肪細胞には脂肪の蓄積に働く白色脂肪細胞と,熱をつくり体温調節に働く褐色脂肪細胞がある。ある種の遺伝性の肥満動物では,褐色脂肪細胞が少ないため熱の産生が少なく,そのため熱として失われないエネルギーが脂肪の形で貯蔵されることが肥満の原因と考えられていることから導き出された。…
※「褐色脂肪細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...