世界大百科事典(旧版)内の西侯度の言及
【旧石器時代】より
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【東アジア】
[前期旧石器時代]
中国ではシナントロプス(北京原人)の遺骸を出土した北京市の周口店遺跡をはじめとして,これまでに23ヵ所の前期旧石器時代遺跡が報告されており,そのうち10ヵ所から原人化石が発見されている。これらの中で最も古いといわれているのは,山西省西侯度の地表下60mの砂礫層から出土した石器であり,古地磁気年代によって約180万年前と推定されている。石器にはチョッパー,チョッピングトゥール,スクレーパー,大型三稜尖頭器その他があり,伴出する動物化石には洪積世初頭に属する剣歯虎,三門馬のほかにサイ,ヤギュウなどが見られる。…
※「西侯度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」