西園寺兼季(読み)さいおんじかねすえ

世界大百科事典(旧版)内の西園寺兼季の言及

【今出川家】より

…藤原氏北家閑院流西園寺家の庶流。家格は清華。家業は琵琶。ふつう太政大臣従一位西園寺実兼四男兼季を始祖とするが,1317年(文保1)実兼置文(《管見記》所収)に,兼季を兄公顕の嫡子とし,公顕の子実顕を兼季の子とし,公顕・兼季兄弟2流を縮めて1流とせよ,とあるから公顕を始祖とすべきか。しかし実顕は兼季より先に死し,その子公冬が南朝に候したので,兼季の子孫が家を継承したため,兼季を始祖とするに至ったのであろう。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」