西域経営(読み)さいいきけいえい

世界大百科事典(旧版)内の西域経営の言及

【中央アジア】より

…16世紀以降にみられる中央アジア社会の停滞と,19世紀におけるこの地域の清,ロシアによる併合は,このような中央アジアを支えた遊牧民の軍事力の相対的低下の中に,その原因を見いだすことができる。 次に東西の関係についていえば,アケメネス朝,ササン朝,ウマイヤ朝,アッバース朝など西アジアの諸国家による西トルキスタン支配,アレクサンドロス大王の遠征などヨーロッパ勢力の到来,〈西域経営〉の名で知られる中国の漢・唐の主として東トルキスタンへの進出など,この地域への東西の外国勢力の断続的な進出が見られたが,これらの進出は,宗教をはじめとする東西の文化のこの地域への伝播のためにも大きな役割を演じた(東西交渉史)。これについては,次の[文化]の章で扱うことにする。…

※「西域経営」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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