世界大百科事典(旧版)内の西欧哲学の言及
【哲学】より
…これに応じて宗教も,〈哲学〉と区別された宗教,個人の心の慰め,安心立命のための宗教として考えられるようになった。これらすべてのことは,17世紀以来の近代西欧哲学の営みがおのずから招いた結果であった。それは,中世西欧の身分制的封建社会における〈神中心主義思想Theozentrismus〉に対する近代西欧の民主主義的市民社会におけるヒューマニズム,すなわち世俗的な〈人間中心主義思想Homozentrismus〉の勝利を意味したのであった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」