《西部戦線一九一八年》(読み)せいぶせんせんせんきゅうひゃくじゅうはちねん

世界大百科事典(旧版)内の《西部戦線一九一八年》の言及

【西部戦線異状なし】より

…【渡辺 健】
[映画]
 1930年アメリカのルイス・マイルストン(1895‐1980)監督により,《All Quiet on the Western Front》の題で映画化された。キング・ビダー監督《ビッグ・パレード》(1925),ラオール・ウォルシュ監督《栄光》(1926)いらいの人道主義的な戦争批判につながるハリウッド映画であり,同年に同じ第1次世界大戦を素材にして戦争の恐怖と残忍さを描いて戦争反対を主張したG・W・パプスト監督のドイツ映画《西部戦線一九一八年》と並んで映画史を飾る反戦映画の古典的名作。1929‐30年度アカデミー作品賞,監督賞を受賞。…

【パプスト】より

…《喜びなき街》ではスウェーデン女優グレタ・ガルボを売り出し,《パンドラの箱》《淪落の女の日記》ではアメリカ女優ルイズ・ブルックスを永遠のバンプ,〈ファム・ファタール(運命の女)〉に仕立てた。その後,ナチスが政権を握ってフランスへ去るまでに,反戦映画の名作として知られる《西部戦線一九一八年》(1930),ブレヒト劇の映画化《三文オペラ》(1931),労働者のストライキを描いた最初の傑作として知られる《炭坑》(1931)などでドイツの〈トーキー芸術〉の確立に寄与する一方,ピスカートルやハインリヒ・マンとともに映画労働者組織の先頭に立った。亡命時代はフランスでシャリアピン主演の《ドン・キホーテ》(1933),ハリウッドで《今日の男性》(1934)などをつくり,39年,スイス国境を越えてオーストリアに帰り,ユダヤ人迫害問題をあつかった《審判》(1948),ヒトラーの最後を描いた《最後の幕》(1955)など,〈セミ・ドキュメンタリー〉風の意欲作をつくるが往年の輝きはなく,56年に引退した。…

※「《西部戦線一九一八年》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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