世界大百科事典(旧版)内の要素の錯誤の言及
【錯誤】より
…表意者の保護と取引の安全とを調和させる趣旨である。法律行為の要素の錯誤とは意思表示の内容のうち,もしその錯誤がなかったならば,表意者本人のみならず通常人もそのような意思表示をしなかったであろうと考えられるほどに重要な部分における錯誤をいう。また,重過失のため表意者自身が無効を主張できない場合,相手方および第三者も無効を主張できず,さらにまた,相手方や第三者は,表意者の意思に反して無効を主張することはできないと解されている。…
※「要素の錯誤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」