世界大百科事典(旧版)内の規範詩学の言及
【オーピッツ】より
…19歳で詩論《アリスタルクス》をもってドイツ語の擁護を行い,《ドイツ詩書》(1624)で詩法を確立した。内容と言葉,詩形式やジャンルの関係を規定(〈規範詩学〉)したが,これに先立ち,ドイツ詩の原理を長音短音の組合せではなく,強弱のアクセント交替においたのが彼の創見であった。これをもって,わずか79ページの小冊子は,18世紀に至るまで,ドイツ詩法の基本と見なされ,彼は〈ドイツ詩の父〉の尊称をうけることになる。…
※「規範詩学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」