世界大百科事典(旧版)内の親かつぎ星の言及
【星】より
… 親荷星(おやにないぼし)オリオン座の三つ星の中央のεを孝行むすこ,左右のδ,ζをむすこのになう両親とみなした和名。江戸時代安永期(1772‐81)の《物類称呼》にも関西の方言とあり,今日でも兵庫,三重,静岡,長野などの地方で呼ばれ,ときに〈親かつぎ星〉〈親孝行星〉ともいわれる。しかし,三つ星と形の類似するさそり座のτ,α,σ3星,およびわし座のβ,α,γ3星をこの名で呼ぶ地方も相当多く,江戸期の《節用集》にも散見する。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」