親方作品(読み)おやかたさくひん

世界大百科事典(旧版)内の親方作品の言及

【職人】より

…都市人口の増大とともに徒弟や職人の数も増加していったが,親方株の数は定められており,親方になれない職人の数が増大してゆき,大きな問題となっていた。そこで一定の期間職人として勤めた者が親方作品Masterpiece,Meisterstückを提出し,審査に合格した者は組合加入金その他を支払って,やっと親方になれるという道がつけられるようになった。しかし親方株が限定されていたため,親方の子弟がまず優先され,一般の職人には親方への道は遠かった。…

【徒弟制度】より

…その際,大陸では各地を遍歴して技術の向上につとめる慣行があったが,イギリスでは遍歴は必ずしも一般的でなかった。職人が親方の資格を得るためには,親方作品masterpieceを作り,ギルド組合員の審査を受けなければならなかった。このことは,技術水準や適正商品の維持に役だった。…

※「親方作品」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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