《解体約図》(読み)かいたいやくず

世界大百科事典(旧版)内の《解体約図》の言及

【解体新書】より

…これは幕府の出版取締りをおしはかって,もし幕府のとがめを受けたとき,先輩で盟主格の良沢に累を及ぼさないための配慮とみられる。玄白は本書の予告編の性格と幕府の取締りの瀬踏みを兼ねた《解体約図》(解剖図版3葉と文章2章から成る)を前年に出版しており,本書の場合も刊行に先立って幕府や朝廷筋の要路に献本するなど,万全の配慮をしている。本書翻訳の苦心談は,玄白の懐古録《蘭学事始(らんがくことはじめ)》に多少のフィクションはあるが記されている。…

※「《解体約図》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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