世界大百科事典(旧版)内の《解析関数論》の言及
【数学】より
…そこには数理解析により,世界のすべてのことが機械的に決定されるはずであるという考えへの深い信頼が表明されている。
[19世紀以降の数学]
J.L.ラグランジュはラプラスと同時代の数学者で,《解析力学》(1788)や《解析関数論》(1797)などの著書で知られるが,彼は18世紀末には,数学にはもうこれ以上本質的な進歩はありえないかのように思っていたという。しかし世紀の移るころからまったく新しい数学の傾向が見られるようになった。…
【ラグランジュ】より
…ベルリン時代にまとめた《解析力学》(1788)は,一般化座標を導入して力学の基礎方程式を導き,その後の力学の発展の基礎を与えた。また,エコール・ポリテクニクの講義をまとめた《解析関数論》(1797)などの著書がある。政治的には混乱期にあったが,1790年メートル法制定に当たって,その制定委員長として尽力した。…
※「《解析関数論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」