世界大百科事典(旧版)内の《言泉集》の言及
【説話文学】より
… 以上に加えて,説話文学に準ずるもの,またはその周辺的作品と見られるものも少なくない。故実家の談話を筆録した《江談抄(ごうだんしよう)》《富家語(ふけご)》《中外抄》系列の作品,神仏の縁起や利生(りしよう)談を収めた絵巻物類,院政期の《注好選(ちゆうこうせん)》以下の童蒙対象の啓蒙的テキスト,《言泉集(ごんせんしゆう)》《転法輪鈔(てんぽうりんしよう)》のごとき説経唱導の資料集などがそれで,これらも説話文学の理解には欠かせないものである。【今野 達】
[インド]
インドは説話の宝庫であり,世界各国の説話はすべてインドを起源とするという説さえかつて流行した。…
※「《言泉集》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」