世界大百科事典(旧版)内の言語知識の言及
【失語症】より
… 現在,人間の言語システムを捉えるための有効なアプローチとみなされているのが〈生成文法〉の最も新しい理論〈極小主義モデル〉と呼ばれるものである。このモデルが仮定する言語システムは,大まかに言って,〈言語知識〉と〈言語運用〉という二つのモデュール(=構成単位)からなる。日常的な言語行為である,話す,聴く,読む,書く,聴いた言葉を繰り返す,などはまさしく言語運用といえるが,それらの活動のすべてに司令を出しているのが母語についての言語知識(または言語能力)と考えられている。…
※「言語知識」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」