世界大百科事典(旧版)内の《言語論》の言及
【チョムスキー】より
…と同時に,人間の科学形成能力そのものも,人間の生得的認知能力の枠内にとどまるのだとして,その特質・限界にも注意を向ける。生成文法理論を中心に,哲学,心理学にも踏み込んだ著作には,《言語と精神》(1968),《言語論》(1975)などがある(前者は比較的平易な啓蒙書)。 上のような見方を踏まえて,彼はまた,人間(民衆)の自由な創造性が最大限に発揮されるような世界を理想とする世界観に立ち,政治・社会問題に関しても,平和・人権を擁護する趣旨の著作を多数発表してきた。…
※「《言語論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」