訶梨帝母法(読み)かりていもほう

世界大百科事典(旧版)内の訶梨帝母法の言及

【鬼子母神】より

…ここにおいて,鬼子母は仏に帰依し善神となり,鬼子母神としてあがめられるようになったという。インドでは,とりわけ子授け・安産・子育ての神としてまつられ,日本でも密教の盛行にともない,小児の息災や福徳を求めて,鬼子母神を本尊とする訶梨帝母法が修せられたり,上層貴族の間では,出産のおり,安産を願って訶梨帝母像をまつり,訶梨帝母法を修している。その形像は,天女像で,左手で懐に一子を抱き,右手に吉祥果(きつしようか)(ザクロが多い)をもつ端麗豊満な姿態。…

※「訶梨帝母法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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