世界大百科事典(旧版)内の証憑書類の言及
【帳簿】より
…帳簿は継続企業(ゴーイング・コンサーン)を前提とするかぎり継続性を要件とするから,備忘または伝達のために記録された紙片は帳簿となりえないが,それらが伝票として継続的に使用され,しかも秩序正しく整理されていれば,帳簿となりうる。企業と取引相手方との関係で作成され,手交される証憑(しようひよう)書類(注文書,送状,納品書,領収書など)およびその複写は,本来帳簿記録の基礎となるものであり,法的証拠力が最も高いものであるが,これらの証憑書類も,記帳手続の合理化という観点から秩序整然と継続的にファイルしていけば,帳簿に流用することができる。 商法上,商業帳簿は〈営業上ノ財産及損益ノ状況ヲ明ラカニスル為〉のもので,会計帳簿と貸借対照表をいう(商法32条1項)。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」