《誉の宮》(読み)ほまれのみや

世界大百科事典(旧版)内の《誉の宮》の言及

【チョーサー】より

… 初期の傑作《公爵夫人の書》(1369‐70ごろ執筆)は,1369年のペスト大流行のおりに死去した彼のパトロン,ジョン・オブ・ゴーント公の夫人を追悼するために書かれた作品で,ドリーム・ビジョンの形式を用いるなど,フランス文学の影響がみられるが,単なる模倣の域を脱し,後期の作品に顕著な作者独特のユーモア,劇的手法,自己戯画化の才の萌芽がすでに認められる。《誉の宮》(未完,1374‐82ごろ執筆)は同じくドリーム・ビジョンの形式を用いているが,作者の自叙伝ともいうべき要素を含み,ダンテの《神曲》の影響が認められる。《鳥の議会》(1374‐82ごろ執筆)は,従来の作品同様,伝統的文学形式によりながら,作者の主たる関心は現実の人間世界に移り,人間の多様な個性,思想が描かれている。…

※「《誉の宮》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む