認知的人工物(読み)にんちてきじんこうぶつ

世界大百科事典(旧版)内の認知的人工物の言及

【認知工学】より

…使いやすい,あるいは使いにくいという評価は人の頭の中,すなわち人という認知システムの中で生ずるものであり,モノと人との相互作用の中で発生する,いわば人というフィルターを介してモノを見た属性である。ドナルド・ノーマンDonald A.Norman(1935- )は,〈情報の表示・操作・保存を目的とした人工物〉を認知的人工物cognitive artifactsと定義したが,この視点から,一見すると情報とは無縁に思われるようなモノ(たとえば戸棚の扉)であっても,たとえばメモを貼るという使い方によって〈情報表示〉の道具すなわち認知的人工物にもなること,また人が使うというその時点において〈どのように使うか〉という情報(扉のどちら側にどの向きに力を加えるか)の表示が必要であることを明らかにした。すなわち,あらゆる道具は,人が使うものである限り,すべて認知的な人工物と考えることができる。…

※「認知的人工物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む