《説文古籀補》(読み)せつもんこちゅうほ

世界大百科事典(旧版)内の《説文古籀補》の言及

【金石学】より

…19世紀の後半になると金文学も多岐に分かれる。江南では蘇州の潘祖蔭(はんそいん)とその弟子呉大澂(ごだいちよう)や,瑞安の孫詒譲(そんいじよう)が著名で,呉大澂の《説文古籀補(せつもんこちゆうほ)》14巻は,金石文と《説文(せつもん)(説文解字)》を対照し,金文解読の正しい出発点を作ったものとして,《愙斎(かくさい)集古録》26冊とともに不朽の業績とされる。また山東の陳介祺(ちんかいき)や呉式芬(ごしきふん)も青銅器の収集,鑑識と金文解読に卓越していた。…

※「《説文古籀補》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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