説話絵巻(読み)せつわえまき

世界大百科事典(旧版)内の説話絵巻の言及

【絵巻】より

…10世紀以後はそれらを母胎として日本独特の内容(物語)と画風とを備えた絵巻が制作されはじめ,貴族の間で盛んに鑑賞された。それらはつくり物語絵巻,説話絵巻,日記絵巻,年中行事絵巻など物語性の豊かな内容をもち,とくに女房たちに愛好されたつくり物語の系統から,12世紀前半に《源氏物語絵巻》が生み出された。一方,仏教説話や民衆の間で語り継がれた説話を内容とする《信貴山縁起》《伴大納言絵詞》が12世紀後半に作られた。…

※「説話絵巻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android