調吉士伊企儺(読み)つきのきしいきな

世界大百科事典(旧版)内の調吉士伊企儺の言及

【しり(尻∥臀)】より

…また,動物には服従や性と関連したプレゼンティングpresentingという行動があるが,人では尻を相手に向けることの意味は異なる。新羅に捕らえられた調吉士伊企儺(つきのきしいきな)は,日本に向けて尻を出し〈日本(やまと)の将(いくさのきみ),我が臗(しり)を嚙(くら)へ〉と言えと強いられても屈せず,〈新羅の王(こきし),我が臗(くら)へ〉と叫び続けて殺されたという(《日本書紀》)。豊臣(羽柴)秀吉が小牧・長久手の戦で尻をたたきながら〈敵の大将これ食らえ〉と呼ばわった(《常山紀談》)のも,同じく侮蔑のしぐさである。…

※「調吉士伊企儺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む