諏訪の勘文(読み)すわのかんもん

世界大百科事典(旧版)内の諏訪の勘文の言及

【諏訪信仰】より

… 武士の信仰が発展し,武技としての狩猟が盛行するに伴って,諏訪の祭儀としての狩猟が重視されて狩猟神としての諏訪信仰が発生する。これはことに殺生を罪悪と教える仏教に対して,殺生は獣類を救って浄土に成仏(じようぶつ)させるための方便であるという,諏訪神人たちの神の託宣(諏訪の勘文と称される)という四句の偈(げ)によってひろめられ,全国に知られるようになった。これによって武士や狩人の殺生に対する不安が緩められたからであろう。…

※「諏訪の勘文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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