世界大百科事典(旧版)内の諸国民社会の言及
【相互依存】より
…学問分野においては,伝統的な国際政治の枠をこえる,現代に特有の現象を表すための概念として用いられることが多い。すなわち近代国際社会では,それぞれの国が独自に自国の利益獲得を目ざすということが原則であったのに対し,今日では諸国民社会national societiesが,他の国民社会との共同行動ないし協調を通じて,自国民の利益獲得を図ろうという傾向が強まっている。このような諸国民社会間の共生的関係をさして,相互依存という。…
※「諸国民社会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」