諸民族の牢獄(読み)しょみんぞくのろうごく

世界大百科事典(旧版)内の諸民族の牢獄の言及

【オーストリア】より

…同時に,この国家条約によって,ケルンテンに居住するスロベニア人,ブルゲンラントに居住するクロアチア人などの少数民族の言語が公用語として尊重されるべきことが明らかにされた。これらの少数民族の存在は〈諸民族の牢獄〉といわれたかつてのオーストリア・ハンガリー二重帝国の遺産であるが,現在のオーストリアが圧倒的に多数を占めるドイツ民族から成る国家である事実を変えるものではない。 国家条約が4国とオーストリア国家とにより批准されたあと,オーストリア国会は,ラープらのモスクワ訪問の結果5月15日に発表された〈モスクワ覚書〉で約束したとおり,永世中立を宣言する憲法法規を可決した。…

※「諸民族の牢獄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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