《豊年税書》(読み)ほうねんぜいしょ

世界大百科事典(旧版)内の《豊年税書》の言及

【用水】より

…《隄防溝洫志(ていぼうこうきよくし)》にはこのような堀・井戸に関しての地域的特異性の叙述はいっそう詳細である。 《耕稼春秋》は著者土屋又三郎の出身地に近い北陸筋の例をもって,地形と用水取得の便・不便を論じているが,著作年代のより新しい《豊年税書》は堰・池の築造について詳細である。堰からの引水路は,水路沿いの山などに崩壊の危険のある場所を避け,水路沿いの田畑の冷害不作を被らぬよう,崩れやすい土砂による水路埋没の恐れのない所であることがたいせつで,堰の位置は川幅の広い所を選び,川幅の狭い所は大水に際して川底が掘れ,水が堰に乗りにくくなると説く。…

※「《豊年税書》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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