豊後浄瑠璃

世界大百科事典(旧版)内の豊後浄瑠璃の言及

【常磐津節】より

…おもな保持者は8世文字太夫,清勢太夫,4世文字兵衛,政寿郎,文字登和,文字増らであり,近年は若い後継者も増えつつある。
[特色]
 男女の心情を美声で写実的に細やかに語って成功した豊後節の良さを継承し,さらに歌舞伎所作事にあうように間拍子を正確にし,時代物(合戦,仇討にいたる経緯,変化(へんげ)の見顕し等)には重厚な節を,世話物(廓話,口説,道行等)には情緒豊かな節を付けるようにくふうを加えた曲調で,豊後浄瑠璃中最も中心となるべきものである。三味線は中棹(ちゆうざお)を用いるが,胴の棹の付け根近くの撥皮(ばちかわ)の部分を皮と撥との角度を小さくして弾き,しかも糸を打つように,打った後すぐにはね返すようにする弾き方は,高い音から低い音まで,重厚な感じから軽妙な感じまでを表すことができ,これが語りを十分助けることになっている。…

※「豊後浄瑠璃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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