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大分県 おおいた

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大分県
おおいた

面積 6339.71km2(境界未定)。人口 119万6529(2010)。年降水量 1644.6mm(大分市)。年平均気温 16.4℃(大分市)。県庁所在地 大分市。県木 ブンゴウメ

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デジタル大辞泉の解説

おおいた‐けん〔おほいた‐〕【大分県】

大分

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日本の地名がわかる事典の解説

〔大分県〕大分〈県〉(おおいた〈けん〉)


九州地方北東部に位置する県。
山地が大部分を占め、平野は狭小。大分市を中心に重化学工業が発達し、大分臨海工業地帯を形成。国東(くにさき)半島地域には先端技術産業が集積する。北西は福岡県、南西は熊本県、南は宮崎県に接する。東側は周防灘(すおうなだ)・伊予(いよ)灘・豊後(ぶんご)水道に面して中国地方・四国地方と対する。複雑な地形が産業発展を妨げた反面、個性豊かな地域文化を育成した。過疎化対策としての一村一品運動の発祥地でもある。人口119万6804。面積6339.74km2。人口密度188.78人/km2。管轄市町村は14市3町1村。県庁所在地は大分市。県花はブンゴウメ。
歴史を見ると、早水台(そうずだい)遺跡(速見郡日出(ひじ)町)・岩戸遺跡(豊後(ぶんご)大野市)などに旧石器時代から人類居住が認められ、大石(おおいし)遺跡・吹上(ふきあげ)遺跡など縄文時代・弥生時代の遺跡も数多く分布。北九州・畿内(きない)の両文化圏と密接に関係し、前方後円墳・装飾古墳が残る。古代には豊国(とよのくに)と称し、大化(たいか)の改新後に豊前(ぶぜん)・豊後の2国に分かれた。鎌倉時代には豊後国の守護として大友(おおとも)氏がこの地に入り、以後約400年にわたって支配したが、豊臣秀吉(とよとみひでよし)の朝鮮出兵後に大友氏は滅亡。県域は20余りの小藩と幕府直轄領に分割された。幕末には中津(なかつ)・杵築(きつき)・日出・府内・臼杵(うすき)・佐伯(さいき)・岡・森の8藩と幕府直轄領などがおかれた。1871年(明治4)、廃藩置県ののち統廃合を経て豊後国全域が大分県として成立。1876年に豊前国の一部である宇佐(うさ)・下毛(しもげ)の2郡を編入して現県域となった。
地勢を見ると、北部は溶岩台地からなり、南部は九州山地の一部を構成する。これらに挟まれて別府(べっぷ)火山群と、くじゅう連山の火山地帯が中部に展開し、火山半島である国東半島につながる。県域の約71%が山林で、平地に乏しい。平野は大分平野と中津平野の南西部のみで、ほかに多数の盆地と小海岸平野の低地が散在する。南東部の海岸線はリアス式海岸で変化に富み、国東半島では放射谷が発達する。気候は、大分から国東半島を経て中津に至る別府湾以北の沿岸部は温暖少雨の瀬戸内式気候、山地部は冷涼多雨の山岳気候、盆地は内陸性気候。豊後水道沿岸は日向灘(ひゅうがなだ)の黒潮(日本海流)の影響を受け高温多雨。
産業は、農業では、平地が少ないため経営規模は小さいが、気候に恵まれて多彩な生産物がある。この多品種少量生産型の農業が1979年(昭和54)以降の一村一品運動につながった。全国第1位の生産量を誇る特産のカボスを筆頭に、柑橘(かんきつ)類の生産量は全国有数。白ネギ・オオバ・トマト・イチゴなどの栽培のほか、くじゅう連山の原野で飼育される肉用牛などが主要産品。林業も盛んで、日田(ひた)・英彦(ひこ)山を中心にスギ材を生産。生産量全国一の乾燥シイタケの栽培も有名。工業では、1964年に大分新産業都市区域が指定されて以来、大分市を中心とする臨海地帯で重化学工業が発達。続いて1984年に県北国東地域テクノポリスが国の指定を受け、IC(集積回路)関連の先端技術産業が集積した。工業製品出荷額は九州では福岡県に次ぎ第2位。在来工業では麦焼酎(しょうちゅう)・みそ・木工品などを産する。鉱業では、津久見(つくみ)市周辺の石灰石採掘が名高い。
観光では、温泉源泉総数・湧出(ゆうしゅつ)量で全国第1位を誇る温泉県。とくに別府温泉は単一の温泉としては世界一の湧出量で、別府市には年間約1100万人の観光客が訪れる。音楽祭や映画祭を恒例化した湯布院(ゆふいん)温泉も有名。国東半島の磨崖仏(まがいぶつ)などの石造文化財や、全国八幡宮の総本社である宇佐神宮が有名。瀬戸内海国立公園・阿蘇くじゅう国立公園の一部を構成。くじゅう連山・英彦山・祖母(そぼ)山・傾(かたむき)山などの山岳、耶馬(やば)渓(耶馬日田英彦山国定公園)や日豊(にっぽう)海岸(日豊海岸国定公園)の景勝ほか、複数の県立自然公園が広がる。国の重要無形民俗文化財に指定されている民俗芸能・風俗習慣に、吉弘楽(よしひろがく)、古要(こよう)神社の傀儡子(くぐつ)の舞と相撲(中津市)・修正鬼会(しゅじょうおにえ)(国東市)、御嶽(おんだけ)神楽(豊後大野市)、日田祗園の曳山(ひきやま)行事(日田市)があるほか、別府市には別府明礬(みょうばん)温泉の湯の花製造技術が民俗技術として伝わる。祭りでは、別府市のべっぷクリスマスHANABIファンタジア、臼杵市のうすき竹宵(たけよい)、大分市の大分七夕まつり・本場鶴崎踊大会、国東市のケベス祭、杵築市のどぶろく祭り、豊後大野市のひょうたん祭り、豊後高田市のホーランエンヤ、宇佐市の宇佐神宮夏越祭り、由布市の牛喰い絶叫大会、九重(ここのえ)町の九重氷の祭典、日田市の小鹿田焼(おんたやき)民陶祭など、ユニークな観光行事や奇祭が各地で開催される。
宇佐市
臼杵市
大分市
杵築市
玖珠郡
国東市
佐伯市
竹田市
津久見市
中津市
速見郡
東国東郡
日田市
豊後大野市
豊後高田市
別府市
由布市

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