世界大百科事典(旧版)内の豊田正蔵の言及
【勢州阿漕浦】より
…次郎蔵を3世中村歌右衛門,平次を2世嵐璃寛,平次母を7世片岡仁左衛門。《田村麿鈴鹿合戦》の作者は浅田一鳥,豊田正蔵であるが,この四段目の作者も同一か。題材は〈逢ふ事も阿漕が浦に引く網もかず重ならば人も知りなむ〉(《古今六帖》)に禁漁伝説をからませた謡曲《阿漕》が古浄瑠璃《あこぎの平次》となり,この系統から本作となる。…
※「豊田正蔵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」