《財産交換について》(読み)ざいさんこうかんについて

世界大百科事典(旧版)内の《財産交換について》の言及

【イソクラテス】より

…彼は哲学者プラトンより10歳ほど年長でソクラテスのもとへも出入りしたが,抽象的なイデアの世界を追求したプラトンとは異なり,実践的な知の涵養こそがフィロソフィアであると説いた。作品中最も長い《財産交換について》(前353ころ)は,82歳の作者が法廷弁論の形式を借りてみずからの弁論家としての立場を披瀝(ひれき)した教育論である。彼はソフィストたちの弁論が陥る倫理的無責任を非難し,弁論は単なる説得の技術にとどまらず人間の英知の表現手段としての役割をもつべきだと主張した。…

※「《財産交換について》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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