世界大百科事典(旧版)内の財産所有税の言及
【財産税】より
…今日では納税者の担税力の指標として所得をとるのが一般的であるが,所得額に関して同等ならば,財産額の多い納税者のほうが担税力が高いとする考え方も広く受け入れられており,フローに対する税を補完する税として,財産税は重要な位置を占めている。 財産税の分類は種々の形でなされているが,狭義の財産税は財産所有税とよばれ,個人あるいは法人の納税者がある一定時点で所有する財産価値を総合して課税する人税である。財産所有税は,さらに経常財産税と臨時財産税に分類されるが,経常財産税は名目的財産税ともよばれ,その支払のために財産を手放す必要はなく,年々の所得から支払われると考えられる税である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」