貸借対照表論(読み)たいしゃくたいしょうひょうろん

世界大百科事典(旧版)内の貸借対照表論の言及

【会計学】より

…複式簿記を,勘定理論を中心に理論的に説明し,教育することをそのおもなねらいとして,19世紀末には数々の学説が提唱された。その後,勘定学説の発展を基礎として,英米においては財務諸表論ないし財務会計論が,また,ドイツにおいては貸借対照表論が台頭した。株式会社制度の発展により,〈所有と経営の分離〉が進み,そのために所有者から独立した企業それ自体の立場が明確化した結果,企業とその利害関係者とを結び,企業の社会的責任遂行を利害関係者に報告する手段としての貸借対照表をはじめ財務諸表の研究を課題とする財務諸表論ないし貸借対照表論が誕生したのである。…

※「貸借対照表論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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