世界大百科事典(旧版)内の貿易の二重構造の言及
【資本集約型産業・労働集約型産業】より
…従来,日本は,発展途上国に対しては資本集約的商品の輸出が,先進国に対しては労働集約的商品の輸出が,それぞれ大宗を占めてきた。1950‐60年代にはこの構造を〈貿易の二重構造〉と呼ぶこともあった。しかし,近年,アメリカなど先進諸国に対しても,鉄鋼,自動車,工作機械,集積回路など資本集約的商品が輸出されて貿易摩擦をひき起こすまでになっており,日本の貿易構造は大きく変化している。…
※「貿易の二重構造」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」