賀邸(読み)がてい

世界大百科事典(旧版)内の賀邸の言及

【内山賀邸】より

…江戸中期の狂歌師。通称は伝蔵,名は淳時(なおとき),別号は椿軒(ちんけん)。江戸牛込加賀町に住した幕臣で,近隣の子弟に国学・歌学を教えていた。一面狂歌を好み門人にもすすめ,門下に四方赤良(よものあから),唐衣橘洲(からごろもきつしゆう),朱楽菅江(あけらかんこう),平秩東作(へずつとうさく)等天明狂歌の大立者を輩出した。編著は和歌に《遺珠集》,狂歌に《明和十五番狂歌合》。〈天のはら鳴りて時々下るなら灸すゑてやれ雷の臍〉(《狂歌若葉集》)。…

※「賀邸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android