世界大百科事典(旧版)内の資本主義の最高段階の言及
【帝国主義】より
…第3に,さらにこの要因を特定して,国内の社会経済構造が対外的な支配の拡張と関連していると考える論者は,国内体制の構造的な特質を帝国主義と規定する。レーニンが後述のように〈資本主義の最高段階〉(独占資本主義状態)として帝国主義を規定したのは,その代表例である。 また,この言葉は日常の政治生活で敵を非難するために用いられたり,多様な使われ方をするために混乱をもたらす場合も多いが,社会科学の用法では,帝国主義は戦争,植民地支配,経済的従属などの国際的な対立や支配がどのような権力の特質によって生じているかを発見し,研究の焦点を定める際の嚮導(きようどう)概念として有用である。…
※「資本主義の最高段階」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」